【プロが厳選】エルメス H24に似ている香水5選!賢い選び方も解説

エルメスが放つ、革新的で都会的なメンズフレグランス「H24」。その唯一無二の香りに魅了されながらも、「毎日使うには少し価格が…」「もう少し気軽に試せる似た香水はないかな?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたのために、香りのプロである私が「エルメス H24」のエッセンスを感じさせつつ、それぞれに独自の魅力を持つ香水を5つ厳選してご紹介します。この記事を読めば、あなたの予算やスタイルにぴったりの、新しいお気に入りの一本がきっと見つかります。
今回ご紹介するのは、以下の5つの香水です。
- ナルシソ ロドリゲス / フォーヒム オードトワレ
- プラダ / プラダ オム オードトワレ
- グッチ / グッチ ギルティ コロン プールオム
- コム デ ギャルソン / オドゥール 53
- カルティエ / デクララシオン オードトワレ
まずは本家!エルメス H24が愛され続ける理由

似ている香水を知る前に、まずは本家「エルメス H24」がなぜこれほどまでに人々を惹きつけるのか、その魅力の核心に迫りましょう。
2021年に登場したH24は、エルメスにとって15年ぶりとなる男性向けの主力香水です。調香師クリスティーヌ・ナジェルによって生み出されたこの香りは、伝統的な「フゼア」という香調を大胆に再解釈した、まさに「未来のクラシック」と呼ぶにふさわしい香りです。
その最大の特徴は、クラリセージ、ナルシス(水仙)、ローズウッドといった植物の香りに加え、「スクラレン」という合成香料が使われていること。このスクラレンが、アイロンをかけた熱いリネンを思わせる、温かみのあるメタリックなニュアンスを生み出し、これまでのメンズフレグランスにはなかった、シャープでクリーン、そしてどこか官能的な印象を与えます。都会的で知的、それでいて自然体。そんな現代の男性像を完璧に表現した、革新的な香りがH24の魅力の源泉です。
失敗しない!『似ている香水』を選ぶための3つのチェックポイント
「似ている」と言っても、そのニュアンスは様々です。あなたにとって最高の香りを見つけるために、以下の3つのポイントを意識して選んでみてください。
- 1. 香りのどの側面を重視するか
- H24の魅力は多面的です。あなたが惹かれるのは、スチームアイロンのような「メタリックな清潔感」ですか?それとも、クラリセージやナルシスの「グリーンでハーバルな側面」でしょうか?あるいは、全体を貫く「都会的でモダンな雰囲気」かもしれません。どの要素を最も再現してほしいかを明確にすることで、選ぶべき香りの方向性が定まります。
- 2. 価格とコストパフォーマンス
- 似ている香水を探す大きな動機の一つが価格でしょう。毎日気兼ねなく使えるデイリーユース向けか、あるいは本家と同じく特別な日に使うためのセカンドボトルか。予算と使用頻度を考えることで、選択肢は自然と絞られてきます。価格だけでなく、容量や香りの持続性も考慮して、総合的なコストパフォーマンスを判断しましょう。
- 3. 利用したいシーン(TPO)
- H24はオフィスシーンにも映える万能さを持っていますが、似ている香水の中には、よりカジュアルなものや、逆にフォーマルな印象が強いものもあります。あなたがその香りを纏いたいのはどんな場面ですか?ビジネスシーンでの信頼感を演出したいのか、休日のリラックスした気分に合わせたいのか。具体的な利用シーンを想像することが、失敗しない香水選びの鍵となります。
【徹底比較】エルメス H24に似ている香水5選
それでは、いよいよプロが厳選したH24に似ている香水をご紹介します。それぞれの特徴を一覧表にまとめましたので、比較検討の参考にしてください。
| ブランド | 商品名 | 価格帯の目安 | 香りの特徴 | 再現度 |
|---|---|---|---|---|
| ナルシソ ロドリゲス | フォーヒム オードトワレ | やや高め | 都会的でクールなモダンフゼア | ★★★★☆ |
| プラダ | プラダ オム オードトワレ | やや高め | 石鹸のような清潔感のパウダリーフゼア | ★★★☆☆ |
| グッチ | グッチ ギルティ コロン プールオム | 標準 | 開放的なアロマティックグリーン | ★★★☆☆ |
| コム デ ギャルソン | オドゥール 53 | 高め | 無機質で人工的なコンセプトフレグランス | ★★☆☆☆ |
| カルティエ | デクララシオン オードトワレ | 標準 | 個性的で知的なウッディスパイシー | ★★★☆☆ |
1. ナルシソ ロドリゲス / フォーヒム オードトワレ

雨上がりの都会を思わせる、クールでミステリアスなモダンフゼア。
トップはバイオレットリーフのグリーンでメランコリックな香り立ち。ミドルからラストにかけて、パチョリ、アンバー、そしてナルシソ ロドリゲス特有のムスクが香り全体を包み込み、しっとりとしたパウダリーで官能的な余韻を残す。香りの変化は比較的少ないが、終始クールで都会的な印象を保つ。
H24と同じく、伝統的なフゼアを現代的に再解釈した「モダンフゼア」に分類されます。H24の核であるナルシス(水仙)のグリーンノートに対し、こちらはバイオレットリーフが青々しさと少し湿った感覚を表現。H24の「メタリック」な無機質さが、フォーヒムでは「雨に濡れたアスファルト」のようなミネラル感として表現されており、都会的でスタイリッシュ、かつ少しミステリアスな雰囲気が非常に似ています。
こんな人におすすめ:
H24が持つスタイリッシュで都会的な雰囲気が好きな方に特におすすめです。H24よりも少し影のある、ミステリアスでセクシーな魅力を加えたいなら、これ以上ない選択肢でしょう。
2. プラダ / プラダ オム オードトワレ

高級なシャツを纏うような、清潔感あふれるパウダリー・フゼア。
ネロリとペッパーの爽やかなトップから、アイリス、アンバー、ゼラニウム、バイオレットが織りなすフローラルでパウダリーなミドルノートへ移行。ラストはシダーとパチョリが穏やかに全体を支え、石鹸のような清潔感と知的な印象を与える。
H24が「スチームアイロンのかかったクリーンなシャツ」なら、プラダ オムは「洗い立ての上質なシャツ」のような、清潔感というコンセプトが共通しています。H24のスクラレンがもたらすモダンな清潔感を、プラダ オムではブランドのアイコンであるアイリスが見事に表現。どちらもオフィスシーンに最適な、甘さを抑えた現代的で洗練された男性像を描き出している点で類似性が高いです。
こんな人におすすめ:
H24の持つ「清潔感」を、より柔らかく、万人受けする形で表現したい方に最適です。ビジネスシーンで好印象を与えたい、知的で誠実なイメージを演出したい方にぴったりです。
3. グッチ / グッチ ギルティ コロン プールオム

イタリアの海岸を吹き抜ける風のような、開放的でアロマティックな香り。
カラブリアンベルガモットの明るいトップに、ローズマリーとジュニパーベリーが加わり、非常にアロマティックで爽やかな印象。ミドルではサイプレス(イトスギ)のグリーンでウッディな香りが広がり、ラストのパチョリやシダーウッドが深みと落ち着きを与える。
H24の持つ「グリーン&ハーバル」な側面に強くフォーカスした香りです。H24のクラリセージやナルシスが織りなす植物的なフレッシュさと、本作のサイプレスやローズマリーがもたらすアロマティックな爽やかさは、同じ系統の心地よさを感じさせます。H24からメタリックな要素を取り除き、より自然で開放的な雰囲気に仕上げたような香りで、H24のグリーンな側面が好きな方におすすめです。
こんな人におすすめ:
H24のシャープさよりも、植物由来のナチュラルで爽やかな香りが好きな方へ。休日のドライブやアウトドアなど、リラックスしたカジュアルな場面で使いたい方に強く推薦します。
4. コム デ ギャルソン / オドゥール 53

香りの概念を覆す、空気や無機物をテーマにした究極のアンチ・パルファム。
「酸素のフレッシュさ、燃えたゴム、メタル、ネイルポリッシュ」など、53種類もの無機的な香りをブレンドしたとされるコンセプチュアルな香り。特定のノートが際立つのではなく、全体として捉えどころのない、クリーンで冷たく、人工的な印象を与える。香りの変化はほとんどない。
香りの構成そのものよりも、「人工的な香りを纏う」というコンセプトにおいてH24と強く共鳴します。H24の最大の特徴である合成香料「スクラレン」がもたらす温かい金属の香りに衝撃を受けたのであれば、本作の無機質でアブストラクトな世界観は間違いなく興味を引くでしょう。H24のユニークさや先進性を好む方に、次のステップとして提案したい香りです。
こんな人におすすめ:
香りをファッションやアートの一部として捉える、感度の高い方へ。H24の独創性に心惹かれた方が、さらにその先の世界を覗いてみたいと感じた時に、この香りは最高のガイドとなるでしょう。
5. カルティエ / デクララシオン オードトワレ

スパイスが鮮烈に香る、知的でエレガントなウッディ・スパイシー。
ビターオレンジとベルガモットの爽やかなトップに、カルダモンとクミンが加わり、非常に個性的でスパイシーな幕開け。ミドルにかけてジュニパーやジンジャーが複雑さを加え、ラストはシダーウッドやベチバーがドライで落ち着いた余韻を残す。肌の上で温かみと冷たさが共存するようなユニークな香り。
H24が持つ「シャープさ」と「他にはない個性」という点で共通しています。H24のスクラレンが放つメタリックなニュアンスを、デクララシオンでは核となるカルダモンが持つ冷たくてスパイシーな香りが表現していると解釈できます。どちらも既存のメンズフレグランスの枠に収まらない独創性を持ちながら、不思議と肌に馴染むエレガントさを兼ね備えている点が似ています。
こんな人におすすめ:
ありきたりな香水では満足できない、知的な個性を求める大人の男性に。H24のエレガンスを保ちつつ、よりスパイシーで複雑な香りの探求を楽しみたい方におすすめです。
【目的別】あなたに一番おすすめなのはこれ!No.1香水
5つの魅力的な香水をご紹介しましたが、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。そこで、目的別にNo.1を選んでみました。
- 再現度を最も重視するなら → ナルシソ ロドリゲス / フォーヒム
- H24と同じ「モダンフゼア」という骨格を持ち、都会的でクールな世界観が最も近い一本。H24の雰囲気を忠実に追い求めたいなら、まず試すべき香りです。
- コストパフォーマンスを重視するなら → カルティエ / デクララシオン
- H24に比べて比較的手に取りやすい価格帯でありながら、それに匹敵する独創性とエレガンスを兼ね備えています。日常的に個性的な香りを楽しみたい方に最適です。
- 清潔感とシーンを選ばない汎用性なら → プラダ / プラダ オム
- H24の清潔感を、よりパウダリーで柔らかな印象に仕上げた香り。オフィスからプライベートまで、どんな場面でも好印象を与えてくれる、頼れる一本です。
香水選びのQ&A
最後に、似ている香水を選ぶ際によくある疑問にお答えします。
- Q1. 似ている香水を上手に試す方法は?
- A1. まずはムエット(試香紙)で第一印象を確かめ、気に入ったら必ず自分の肌に乗せて試しましょう。肌の温度や皮脂によって香りは変化します。可能であれば、本家のH24と似ている香水を左右の腕にそれぞれつけて、時間の経過と共にどう変化していくかを比較するのが最も確実な方法です。
- Q2. 香りをできるだけ長持ちさせるコツはありますか?
- A2. 香りは乾燥した肌よりも、保湿された肌の上で長持ちします。香水をつける前に、無香料のボディローションなどで肌を潤しておきましょう。また、手首や首筋、ひじの内側といった体温の高い脈打つ場所につけると効果的に香ります。ただし、つけた後に手首などをこすり合わせるのはNG。香りの粒子が壊れてしまい、本来の香りが楽しめなくなってしまいます。
まとめ:エルメス H24に似た香りで、賢く自分らしいスタイルを
今回は、エルメス H24に似ている香水を5つ、選び方のポイントと共にご紹介しました。
- エルメス H24は、伝統を革新した「モダンフゼア」の傑作である。
- 似ている香水は、メタリック感、グリーン感、清潔感など、H24のどの側面に似ているかで選ぶ。
- ナルシソ ロドリゲスは再現度、プラダは清潔感、カルティエは個性と、それぞれに強みがある。
- 予算や利用シーンを考え、比較表やレビューを参考にすれば、あなたにぴったりの一本が見つかる。
エルメス H24は素晴らしい香水ですが、そのエッセンスを受け継ぎながら、異なる魅力を持つ香水も世界にはたくさん存在します。今回ご紹介した香水が、あなたの毎日をより豊かに彩る、新しい「相棒」を見つけるきっかけになれば幸いです。ぜひ、あなただけの香りを見つけて、自分らしいスタイルを楽しんでください。

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